暖帯の照葉樹林内に生える常緑低木で、高さは1~2m、庭木としても植えられる。葉は長だ円形で長さ5~15cm、幅4~8cm革質で濃緑色、表面は光沢がある。ふつう十文字に対生するが、時に3枚が輪生することもある。6月頃、葉のわきに1個の強い芳香のある白い花を咲かせる。果実は長いつぼ状でがくが残って外部をつつみ、先は6本の線状のがく片がつくばね状に開く。果実の表面には立てに6本の隆起線があり、冬には橙色に熟す。熟した果実は昔から衣類や食品の黄色の染料として用いられてきた。
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