暖地の海岸に生える常緑の低木または小高木。樹高は1~4m、若枝は褐色の綿毛をかぶるが、2年目の枝は灰黒色になる。
葉はだ円形または倒卵形で長さ4~8cm、幅2~4cmのかたい革質。葉をすかすと、葉脈の細かい網の目がよく見える。また葉の一点を熱すると黒い環、すなわち死環がはっきりあらわれる。
5月頃白い5弁の花をつけ、冬には1cmほどの球形の黒い果実となる。
名前は葉が枝先に車輪状につくことと、20本のおしべをもつ白い花が梅の花に似ていることによる。また、樹皮からは大島紬の染料を採るとされる。