暖地の山に生える常緑の小高木で、よく分枝して高さは5mほどになる。樹皮は灰褐色で粒状の皮目が目立つ。葉はだ円形で対生し、長さ4~8cm、幅2~5cm、葉の先は鈍くとがる。表面は濃緑色で光沢があり、裏面は淡緑色で濃緑色の細かい点が散在する。6月頃、新枝の先に円錐花序を出し、白色の小さな花を多数つける。果実は長さ1cmのだ円形で10~12月黒紫色に熟する。果実の色や形がネズミの糞に、葉がモチノキの葉に似ていることから、ネズミモチの名がある。
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