体の直径が1cmほどの小型種で、潮間帯付近の石の下面に付いていることが多い種です。体は柔らかく、所々に小さな黒点が見えます。体を押してやると、この黒点のところから、白い糸が出てきますが、これは槍糸(やりいと)と呼ばれるもので、糸の表面にびっしりと刺胞が並んでいるので、敵に対する防御の役割を果たしていると考えられています。この種は1885年にアメリカ人によって奄美大島から新種として報告されものですが、それから100年以上も不明のままで、最近になって再発見された種です。
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