体の直径が2~3cmほどの中型種で、潮間帯から水深10mほどの岩礁で見つかります。筋肉の発達がよくないため、触手は常に開いています。体は低い円筒状で、触手の下に隠れていて、あまり目立ちません。足の筋肉も弱いため、イソギンチャク類にしては珍しく簡単にはがすことができる種です。色彩変異があり、数タイプの基本パターンがあるようです。餌の乏しい状態では盛んに縦分裂をして無性的に殖え、餌の豊富な場所に付いたものは分裂せずに、体が大きくなり、生殖腺が発達し、有性生殖をします。
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宇久井ビジターセンター