イヌビワ

和名
イヌビワ
学名
Ficus erecta
生息地
関東地方以西の本州・四国・九州・沖縄。
宇久井半島で見られる場所
遊歩道沿い・樹林内・海岸
花の咲く時期
4月

暖地の山地や丘陵地に普通に見られる落葉小高木で高さは3~5mになる。葉は長だ円形で長さ7~20cm、幅4~8cm、先は急に狭くとがり、基部はややハ-ト形にくぼむ。
葉柄のつけ根に枝をとりまく托葉の落ちたあとの輪がある。名前にビワとつくが、イチジクの仲間で小枝や葉柄を切ると白い乳液がでる。イチジクの仲間は雌雄別株で、雄花のうには雄花と虫えい花、雌花のうには雌花が入っている。イチジクコバチ科のハチは花のうに入り込んで虫えい花に産卵、羽化したコバチは花のう内で交尾して雄は一生を終える。雌は雄花の花粉をつけて別の若い花のうに入り雌花を受粉させる。受粉した雌花のうは9月頃、黒紫色に熟し食べられる。またイヌビワの葉は海岸近くでも秋には黄色く色づく。

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