海岸の崖に生える多年草で地下茎を長くのばす。茎の下部は曲がって地をはうが、上部は斜めにたちあがり、20~40cmの高さになる。 葉は長さ4~5cm、幅1~2cm、へら形で切れ込みは少なく、表面は緑色で裏面は銀白色。 花は11~12月、筒状花のみの頭花を茎の先端に数個まとめてつける。 母種のシオギクは高知県東部の海岸に分布し、また、近縁のイソギクは千葉県犬吠埼かろ静岡県御前崎までの海岸に分布する。キノクニシオギクはこれらの中間型の形質をそなえたものとされる。
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