ツノウズマキゴカイ

和名
ツノウズマキゴカイ
学名
Spirorbella tricornigera
科名
カンザシゴカイ科  Serpulidae
目名
ケヤリムシ目  Sabellida
綱名
多毛網  Polychaeta

ウズマキゴカイ科は小さな種ばかりからなる科です。かなりの種がありますが、肉眼で種を判別するのは不可能です。左右どちらかに巻いた石灰質の棲管を作り、常に巻いた体を持ち、その結果体が左右非相称になるのが特長です。棲管が中心から反時計回りに外側へ巻くものを右巻きと呼び、反対に巻くものは左巻きです。ツノウズマキゴカイは右巻きの種で、ふた(かんざし)の上面に大きな3本の角を持っているところから、このような名が付けられています。棲管の表面にはまん中にキールが1本走るだけで、平滑そうに見えます。海中公園付近で最も普通に見られる「ウズマキゴカイ」という種は、同じく右巻きですが、棲管の表面が非常に繊細な彫刻模様を持っていて、ムシメガネで覗くと簡単に区別ができますが、肉眼で区別するには慣れが必要なようです。

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