ヒロオウミヘビ

和名
ヒロオウミヘビ
学名
aticauda laticauda
科名
コブラ科  Elapidae
目名
トカゲ目  Squmata
綱名
爬虫綱  Reptilia

体はやや細長く、水色の基色に黒い環帯が50~60本ほどある。尾の先端は黒い。成長すると全長120 cm、体重300 gに達する。外見は近縁種のエラブウミヘビによく似るが、本種では頭部先端の吻端板が上下2枚に分かれていないこと、頸部が少しくびれること、環状の横縞模様が明瞭であることなどの違いがみられる。分布域は広く、南西諸島を始めベンガル湾や南太平洋などの沿岸海域に生息する。大変おとなしい性格だが、牙に猛毒を持つので扱いには注意が必要であり、環境省の定める「動物愛護管理法」で人の生命、身体又は財産に害を加えるおそれがある動物として全てのウミヘビ類が「特定動物」に指定されている。串本近海では1997年12月に初めて記録され、近年では発見例も増えている。

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