全長23cm。夏にシベリアなど北半球北部で繁殖し、長い渡りをして熱帯地方や南半球で越冬する。熊野地方には、繁殖地と越冬地を往復する途中の春と秋に立ち寄る旅鳥。頭から背中は灰褐色で腹は白く、胸に黒褐色の縦斑がある。足は黄色。上方に反った、基部が黄色っぽい黒い嘴が特徴で、この嘴の形状によりソリハシシギと名付けられた。海岸や河口の干潟に渡来するのが普通であるが、海岸部に近い水田などにも稀に訪れることがある。活発に歩き回りながら嘴を砂中に突き刺し、小型のカニ類やゴカイなど動物性の餌を食べる。
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