ハシボソガラス | 吉野熊野ネイチャー図鑑

全長50cm。良く似ているハシブトガラスより小さい。ハシというのは嘴のことで、嘴は細く上嘴はやや湾曲している。額はなだらかで、全身光沢のある黒色。ハシブトガラスが分布を広げている極度に都市化が進んだ地域や高山帯ではあまり見られない。雑食でおもに果実や昆虫類などを食べる。空中から物を落として、割って食べたりする。市街地では残飯をあさる。止まって鳴く時は、腹部の羽毛を膨らませば、お辞儀をするような姿勢をする。ふわふわした飛び方をする。秋冬は一定の森を集団で塒に使う。