河原や原野、道ばたなど日当たりのよいところに生える高さ2~3mの落葉低木。葉は細長いだ円形で長さ4~7cm、幅1~3cm表面は緑色で裏面は鱗毛が密生して銀白色。小枝にも白色の鱗毛が密生する。4月頃、葉腋に1~6個の花が垂れ下がってつく。花ははじめ白色で、しだいに黄色を帯びてくる。果実は7mm程のほぼ球形で、11月頃赤く熟する。果実そのものの味は甘いが、表面の白い鱗状毛に含まれるタンニンのせいで渋く感じる。海岸の照葉樹林から夏緑樹林にまで生え、また根粒菌を共生させて空気中の窒素を固定できるので、荒れ地でも生育できる。