シロダモ | 吉野熊野ネイチャー図鑑

暖地の山野に自生し、特に海岸林に多く見られる常緑高木。樹高は１５ｍ、直径５０ｃｍに達する。
樹皮は灰黒色、小枝は緑色で円い。
葉は互生して枝先に集まってつき、放射状に開く。若葉は黄緑色の絹毛が密生して輝いて見え、下向きに垂れ下がるのが特徴。成葉は長だ円形またはだ円形、長さ８～１８ｃｍ、幅３～９ｃｍ、革質で表面は光沢があって緑色、裏面は白色なので他と見分けるのに役立つ。
雌雄異株で、１１月頃黄白色の花を咲かせる。
果実は秋に赤く熟すので、雌株では花と赤い果実を同時に見ることが出来る。