スナギンチャク類は一般に肉の中に砂粒などを埋め込むのですが、マメスナギンチャクの仲間(Zoanthus 属)だけは肉の中に異物を埋め込みません。アオマメスナギンチャクは潮間帯付近のよく陽の当たる岩の上に非常に込み合った大きな群体を作り、日中は全てのポリプが一斉に開き、太陽の光をめいっぱい受けているように見えます。この仲間は口盤付近に多くの共生藻類をもち、共生藻類が光合成しやすいように太陽に向かってひなたぼっこをしているのでしょう。
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宇久井ビジターセンター