イソコモチクモヒトデ

和名
イソコモチクモヒトデ
学名
Amphipholis squamata
科名
スナクモヒトデ科

全種と同じくらいの小型種ですが、腕は正常の5本です。本種はその名前が示すように、卵胎生で、赤ちゃんヒトデを直接産むので有名な種で、潮間帯付近の浅海に普通に見られます。クモヒトデ類は他の棘皮動物と同じく、基本的には雌雄異体で、雌雄がそれぞれに海中に精子と卵とを放出し、海中で受精し、やがてオフィオプルテウスと呼ばれる浮游性の幼生になり、プランクトン生活の後、着底して子供クモヒトデとなります。しかしイソコモチクモヒトデは雌雄同体で、しかも年中成熟していて、卵ではなく親と同じ形の赤ちゃんクモヒトデを産むのです。

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