棘皮動物類
体長20-25 cm の大型のナマコです。独特の模様によって他のナマコと容易に区別が付きます。やや砂泥っぽい海底に多いようです。手でつかむと粘着性の強い白色のキュビエ氏管をはき出します。多くのナマコと…
体長50 cm になる大型のナマコです。一見食用にするマナマコによく似ますが、マナマコは大きなイボがほぼ6列に並ぶだけですが、アカオニナマコはそれ以外に小さなイボが無数に散布され、全体に体中イボだらけ…
体長10-15 cm の小型のナマコです。潮間帯の石の下に群れをなして潜みます。体は柔らかく、目立った足(管足)はありません。肉中には車輪形をした小さな骨片が無数に埋まっています。この骨片の形から、ク…
直径が25 cmになる大型で、特徴的な形態の種で、一見してそれと分かります。新種の記載に用いられた標本は東シナ海産ですが、それより古く串本をはじめ紀伊半島周辺の水深30 m 以深から採集されていました…
直径15~20 cmの腕のない変わった形状のヒトデで、熱帯のサンゴ礁域では普通に見られる種ですが、紀伊半島では大変まれな種に属します。本種はウミバコという別名もあり、英名はクッション・スターと呼ばれ、…
直径が20~30 cmになる大型のヒトデで、太い5本の腕が特長的です。本種は本来奄美群島以南のサンゴ礁海域に見られるものですが、稀に串本でも記録されます。串本で見られるものは写真のように、十分に成長し…
直径20-25 cmの大型種で、オニヒトデと同様に10本以上の腕をもちます。色は写真のように赤く、和名はこれに由来します。腕の上にはオニヒトデに似て鋭い棘が生えますが、盤上には大きな棘がないのがオニヒ…
オニヒトデ科はAcanthaster属のみを含み、この属には3種が知られていますが、オニヒトデ以外は2種とも稀な種です。残りの1種 A. ellisii (Gray)は北~中米太平洋産です。…
写真は2003年3月に串本町和深沖水深20 m の海中で撮影されたものです。…
潮間帯付近の岩の下から見つかります。盤の色彩には2系統あり、一つは褐色に網目模様を持ち、もう一方は、写真のように暗褐色と淡色の斑点模様です。腕には淡色帯と濃色帯が周期的に出現し、独特の色彩パターンを示…
名前が示すように、腕の長さが1 cmの小型のクモヒトデです。普通クモヒトデ類は5本の腕を持ちますが、この種は6本の腕を持つことが特長で、これと、独特の色彩模様によって、生きていれば容易に他種と区別でき…
全種と同じくらいの小型種ですが、腕は正常の5本です。本種はその名前が示すように、卵胎生で、赤ちゃんヒトデを直接産むので有名な種で、潮間帯付近の浅海に普通に見られます。クモヒトデ類は他の棘皮動物と同じく…
数少なく太いトゲと、トゲの基部に鱗を持つ原始的なウニの仲間です。この仲間の多くは深い海底にすんでいますが、ノコギリウニはその中にあって、例外的に浅い海に暮らし、時には潮間帯でも観察されることがあります…
直径10 cmを越える大型のウニです。この仲間の特長はからを作る板同士の連結部が広く、そこが可動なため、殻が柔らかい袋状であることです。この仲間も比較的深い海底に住んでいますが、イイジマフクロウニは水…
非常に長いトゲを持った特長的なウニで、浅海に多産し、時に集団を作っているのが観察されます。また光を感ずることができ、陰を作ってやると、盛んにトゲを揺り動かします。トゲには毒があり、刺さるとやっかいです…
直径3-4 cm の小型のウニで、横から見ると、殻の背が高く、球形に近い形をしています。殻の表面には細く短いとげが生えています。潮間帯付近の浅海にすんでいて、かつては結構たくさん見ましたが、最近個体数…
直径7 cm ほどのやや大型のウニです。表面の感じはタワシに似ています。所々のトゲが暗色をしているため、このような名前があります。紀伊半島ではやや稀なウニで、時々イセエビの刺網にかかってあがってきます…
直径10 cm の大型のウニ。殻上の棘は比較的短く、棍棒状。その間に分布する叉棘は先端がラッパ状に開く独特の形状をしていて、近縁のアオスジラッパウニ以外では混同することはないでしょう。学名の属名は「毒…
直径10 cmの大型のウニです。殻上の棘は比較的短く、色彩は写真のように白色か、あるいは白色とオレンジ色のまだらか、さらにはオレンジ色のみかである。棘が短いため地肌の濃紺が目立ちます。シラヒゲウニは食…
殻の直径が5 cmの中型のウニです。棘をかぶった外観はやや背の低い楕円形です。棘の色は濃い紫色で、色にはつやがあります。わが国の有名な食用種で、全国的に最多の水揚げがされています。味はよい部類に属しま…
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