ヤツデ

和名
ヤツデ
学名
Fatsia japonica
科名
ウコギ科
生息地
茨城県以南の本州・四国・九州・沖縄
宇久井半島で見られる場所
樹林内
花の咲く時期
11月

暖帯の海に近い林に生える常緑低木で高さ1~3mになる。樹皮は灰褐色で茎の上部には多数の葉痕が残る。葉は枝先に集まって互生し、大きな掌状で長さ幅ともに20~40cmで7~9片に深く切れ込む。裂片の先はとがり、へりには粗いきょ歯がある。葉には20~40cmの長い葉柄があり、葉とともにはじめ褐色の綿毛があるが、すぐにとれて無毛となる。雌雄同株で11月頃、枝先に球形の花序を円錐状につけ、白い小さな花を多数つける。上部の花序には両性花、下部の花序には雄花がつく。果実は直径約1cmのゆがんだ球形で、翌年の4月頃黒紫色に熟す。

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