海岸に多いが山地にも生育する常緑高木で、樹高はふつう5~6m、大きいもので15m、直径50cmに達するものもある。
樹皮は滑らかで灰白色、よく分枝して繁る。
葉は長だ円形または卵状だ円形で長さ5~12cm、幅3~7cm、縁にはきょ歯がある。葉は質が厚く表面は濃緑色で光沢があり、裏面は淡緑色、表裏面とも毛はない。
花は筒状釣鐘形で径5cm、花弁は5~6枚で、多数のおしべの筒と基部で合生して、合弁花のように見える。
果実は球形、果皮は木質、熟すと3つに割れ数個の種子をはじきだす。
材は年輪がつまり、強くてかたく磨けば光沢がでるので、建築、器具に用いる。
種子から油をとり、整髪用、燈用、食用にする。
室町時代から栽培が盛んで、多くの園芸品種かつくられている。