暖帯南部の海岸林の林床に生える常緑の多年草で、高さ50~150cm。 葉は無毛で光沢があり、狭長だ円形で長さ30~50cm、幅6~13cm。 花序は直立して長さ10~20cm、花茎1cmほどの枝軸を多数だし、2~3個の花をつける。花は白色で7月頃開き、唇弁は卵形でわずかに淡い紅色を帯び、先端が浅く3裂する。 果実は無毛で径1cmの球形、はじめは緑色で12月頃赤く熟する。 九州以南に分布するやや大形のクマタケランに似るが全体に赤みが無いことから、この名がある。
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