浅いサンゴ群落や潮間帯で見られるスズメダイの仲間。体色は薄いこげ茶色で、尾ビレは透明。尾柄に白帯がある。夏ごろから潮間帯に現れる幼魚は吻から背ビレが朱色で、2本の青いスジがあり美しい。越冬はあまりしていないが、1998年以降の温かい冬には越冬をすることが多く、地味に成長したものが、浅いサンゴ群落で普通に見られた。成長しても背ビレの眼状斑は残る。近似種のクロメガネスズメダイとは、尾柄に白帯があることで区別でき、よく似たオジロスズメダイの幼魚とは吻から背ビレの青いスジがあることで区別できる。全長8 cmになる。