ナナテイソメ科はイソメ科に似ますが、触手の根元が首曲がりストロー風に多輪状になるのが特長です。イソメ科の種と同様に、頭に5本の触手がありますが、それ以外に頭端に2本の短い触手があり、合計7本の触手があるところから、ナナテイソメの名があります。多くの種は多少とも深いところに多いのですが、スゴカイの仲間だけは、砂干潟の潮間帯に、丈夫な棲管を作ってすんでいます。わが国の至る所で見られ、砂浜では小さなゴミの塊のように見えるのがスゴカイの棲管の先端が砂上に出ているところです。スゴカイ類の特長はラセン状に小枝を分岐させたエラです。