タマシキゴカイ

和名
タマシキゴカイ
学名
Arenicola brasiliensis
科名
タマシキゴカイ科  Arenicolidae
目名
イトゴカイ目  Capitellida
綱名
多毛網  Polychaeta

タマシキゴカイ科は太短い体で、太くてエラを持つ体前部と、細い尾部を持ちます。海岸の砂泥干潟にU字形の巣を掘ってすみ、肛門のある方の巣穴入口にとぐろを巻いた糞塊を積みます。かつてはどこの干潟でも普通に見られましたが、近年各地で激減しています。写真は串本町橋杭岩潮間帯で1980年6月に採集された体長12 cmの個体。橋杭岩の砂干潟は近年汚染が進み、本種を認めることができません。橋杭岩干潟では本種は絶滅したものと思われます。

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