魚類
熱帯の潮通しの良い岩礁域で大きな群れをつくることがある大型のカマスの仲間。体色は黒鉄色で、黒い横縞がある。第2背ビレ、臀ビレ、尾ビレは黒く、これらの先端が白い。夏の潮間帯に数cmの幼魚が見られ、10 …
沿岸で大きな群をつくるカマスの仲間。体色は茶色みのある銀色で、体側に焦げ茶色スジがある。カマスの仲間は区別が難しいが、本種は縦列鱗数が少ないこと(87~94)で他のカマス類と区別しやすい(ただし、タイ…
砂地に生息するダルマガレイの仲間。和名は「カレイ」だが、ダルマガレイ科の魚は眼が左側によっている。体色は有眼側(左側、表側)が薄い茶褐色で不規則なまだら模様がある。ある程度大きな個体では眼から数本の皮…
砂底や砂礫底に生息するカレイの仲間。カレイ類とは逆に両眼が左側に位置している。体色は有眼側が褐色で、多くの白点や黒点があり、三角形を描く3つの黒斑がある。無眼側は普通白い。成魚は水深100~200 m…
浅い砂礫底に生息するカワハギに近い仲間。体色は銀色で、背ビレ棘部周辺が黒く、胸ビレ基部と尾ビレが黄色い。全長24 cmになる。…
やや深い岩礁域で見られるモンガラカワハギの仲間。体色は黒く、腹側に大きな白斑が並び、網目模様となる。吻は黄橙色、吻と眼の間に黄色のスジ、背ビレ棘部周辺が黄色の細かい網目模様、尾ビレの中央部が黄色、背ビ…
岩礁域に生息するモンガラカワハギの仲間。体色は藍色で、尾ビレの上下葉が長く伸びるのが特徴。歯が赤いのが名前の由来。沖縄などのサンゴ礁外縁で大きな群れを作るが、串本では稀に見られるだけで、群れを見ること…
浅いサンゴ群落域で見られるアイゴの仲間。体色は黄褐色で、体側に虫食い状の模様があり、アイゴとの区別は容易である。小型個体は小さな群れをつくり、主に海藻類を食べている。アイゴの仲間は背ビレと臀ビレの棘に…
浅いサンゴ群落や岩礁域で見られる。体色は白黒黄色の太い横縞模様。体型や背ビレが長く伸びることがよく似ているチョウチョウウオ科のハタタテダイ類とは尾ビレが黒いことで簡単に区別できる(体色の似たハタタテダ…
浅い岩礁域で見られるテングハギの仲間。体色は青みのある灰色だが、幼魚はクリーム色をしている。成長すると眼の前の角が長く前に伸び、尾ビレに扇のような白い模様が出る。幼魚は潮間帯でニザダイ類の幼魚に混じっ…
浅いサンゴ群落や岩礁域に生息するテングハギの仲間。体色は薄い黄褐色で、尾柄にある2つの棘は水色。幼魚は角がなく、成長にしたがって伸びてゆく。幼魚は夏のタイドプールでニザダイの幼魚に混じって見られる。全…
浅い岩礁域や砂礫底域に生息するニザダイの仲間。体色は濃い灰色で、尾柄に3~5個の黒点がある。ホウライヒメジやニセカンランハギと共に群を作って普通に見られ、5 cm以下の幼魚は夏にタイドプールでよく見ら…
サンゴ群落に生息するニザダイの仲間。体高が高く、背ビレと臀ビレは幅が広い。全身黄色一色で、体形がそっくりのゴマハギとは体色の違いで区別できる。串本では浅い枝状ミドリイシ群落で稀に見られる。全長20 c…
浅いサンゴ群落で見られるニザダイの仲間。体色は茶褐色で体の後半が濃く、尾柄の棘部は白い。幼魚では細かい横縞模様がある。h比較的普通に産する幼魚は枝状ミドリイシ類の多いところでよく観察され、驚くと枝の隙…
浅いサンゴ群落域に生息するニザダイの仲間。体色は茶褐色地にクリーム色の横縞模様で、地色部分にはさらに細い黄土色の横縞がある。幼魚は黄褐色とクリーム色の横縞模様で、眼を通る横帯と胸ビレ基部を通る横帯が黒…
浅いサンゴ群落や砂礫底で見られるニザダイの仲間。体色は黒褐色で、胸ビレは暗色、背に黄色く大きな鞍掛け模様が浮き出ることがある。よく似たニセカンランハギの群れに混じって見られることが多く、クロハギやイレ…
浅いサンゴ群落近くの砂礫底や岩礁域で見られるニザダイの仲間。体色は緑褐色~黄土色で、背ビレと尾ビレの縁が黄色く、青い尾ビレには多数の黒点がある。体側には細かいさざ波状の縦縞がある。単独で泳ぐこともある…
サンゴ群落や岩礁域に生息するニザダイの仲間。体色は灰褐色で、眼の後ろに白と黒の横帯が並ぶ。また、尾ビレの付け根も白い。普通単独で見られるか、他のニザダイ類の群れに単独で混じって見られる。1970年代に…
浅いサンゴ群落域で幼魚が見られるニザダイの仲間。体色は黄色地で、黒い縁取りのある青い縦縞模様をしている。成長すると30 cmになるが、見られるのは5 cm程度の個体で、大きなものはまず見られない。…
ごく浅いサンゴ群落や砂礫底で見られるニザダイの仲間。体色は緑っぽい茶褐色で、頭部に多数の淡色点がある。よく似たニセカンランハギの群れに混じって見られることが多い。全長25 cmになる。…
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