ナガレカンザシ属はイバラカンザシの項で説明したふたを持たないのが特長で、髪に挿したかんざしを流してしまったと見立てて、このように呼ばれます。オオナガレカンザシはこの仲間ではすこぶる大きく、また鰓冠がらせん状に巻きあがるのが特長です。カンザシゴカイ科の種は体前部(胸部)に胸膜という膜を持ち、そこに石灰質の分泌腺があります。本種の胸膜は真っ赤で、鰓冠を広げている時には、棲管の上縁をこの真っ赤な胸膜が包んでいるのが観察されます。
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宇久井ビジターセンター