群体はほぼ円形で、薄く葉状になる。骨格は固いけれど非常にもろく、標本用に採取した一部分はバラバラに砕けてしまった。サンゴ個体は周縁部に向かって斜めに傾いているので、最初に見たときは、これと同じ特徴をもったウスカミサンゴかと思った。骨格標本にするとウスカミサンゴとの違いは明らかで、真っ直ぐにのびる肋(ロクと読む:すじのように見えるもの)が美しい模様を作っている。串本では初めての確認で、2003年1月現在、住崎のダイビングポイントで1群体が見られるだけである。
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宇久井ビジターセンター