ニッポンフサゴカイ

和名
ニッポンフサゴカイ
学名
Thelepus setosus
科名
フサゴカイ科  Terebellidae
目名
フサゴカイ目  Terebellida
綱名
多毛網  Polychaeta

フサゴカイ科は頭部に触手の束を持ち、小石や砂利を綴って作った棲管中にすみ、触手を棲管から伸ばして、辺りの有機質を粘着させ、餌としています。棲管は通常岩の割れ目や石の下に形成されます。体は胸部と腹部とに比較的明瞭に分けられる種が多いようです。ニッポンフサゴカイは体前部背面の3対のエラはそれぞれ短い糸の束でできていて、各エラの糸は緩くラセン状にねじれています。少し入り江になった海岸の岩の下面に棲管を造り、棲管の中にはこのフサゴカイと同じくらい大きなナガウロコムシというウロコムシが共生します。

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