- 学名
- Papilio bianor Cramer
- 科名
- アゲハチョウ科
前翅長40~65mm。翅表は緑青紫色に輝き美しい。訪花性、吸蜜性が強く、樹の花や水場によく集まる。食餌植物はミカン科のキハダ、コクサギ、ハマセンダンなど。宇久井半島にはハマセンダンが多く、カラスアゲハ…
前翅長40~65mm。翅表は緑青紫色に輝き美しい。訪花性、吸蜜性が強く、樹の花や水場によく集まる。食餌植物はミカン科のキハダ、コクサギ、ハマセンダンなど。宇久井半島にはハマセンダンが多く、カラスアゲハ…
黒い地色に鮮やかな青い縦の帯、すっきりした形の美しい蝶である。飛翔は機敏ですばやい。
ツツジなど花をよく訪れ、羽を小刻みに震わせながら吸蜜する。
オスは集まって路上や湿地で集団吸水する。
静止し…
羽の長さが5cmほどの蝶で、東洋熱帯に広く分布し日本はその北限にあたる。
紀伊半島東南部が東限で、中国地方の一部と四国・九州に産するがいずれの地でも産地は限られている。
5月初旬に発生し、食草であ…
前翅長47~49mm。前後の翅を結ぶ白い帯、前翅の巴模様が特徴。食餌植物は林縁に多いサルトリイバラ。暖地の平地から浅い山地で普通に見られる。ビジターセンターなどの灯火に飛来し壁に止まっているのを見るこ…
前翅長44~55mm。独特の斑紋で見間違えることはない。幼虫がイボタノキにつくのでこの名があるが、他にアオダモ、モクセイ、ヒイラギ、ネズミモチなどモクセイ科のものが食餌植物。宇久井半島の森にはこれらの…
開長70mm。翅、頭胸腹部触角にいたるまで錦色に輝く日本で一番美しい南方系の蛾といわれる。
日中活動し、樹の花の蜜を吸ったり、ふわふわと飛ぶ姿が観察される。
美しい色から、新聞紙面をにぎわすこともある…
モンシロチョウに似ているが、名前の通り羽に黒いすじがあるので区別がつく。
北海道から九州までの山野に生息する普通種で、幼虫はタネツケバナやイヌガラシなど野生のアブラナ科植物の葉を食べる。
モンシロチョ…
春、年一回発生する。比較的小型の蝶で、前羽の先端が突出した特異な形ですぐに見分けがつく。
オスはこの先端(ツマ)が橙黄色を帯びていることからこの名がついた。
同じシロチョウ科でも、他種と違って決まった…
メスの前羽の先端(ツマ)が黒いことからこの名がついた。
日本産ヒョウモンチョウでは唯一の亜熱帯系の蝶である。
盛夏でも夏眠することなく活動し、多化性(年4~5回発生)である点なども他のヒョウモンチョウ…
前羽の長さは2~3cmで角ばった形をしている。
雑木林の斜面や崖、路上によくみられ、時には相当数の個体が群飛する。
吸水性が強く路上で吸水している個体をよく見かける。
成虫はかなり敏速に飛び回り、羽化…
日本産の黒いアゲハチョウはすべて尾をもつが、本種だけは尾をもたないので区別は容易である。
大型の蝶でミカン類を食草とし、花の多い庭園などを比較的ゆっくりと飛ぶ。
ミカン類の栽培とともに勢力を増し人家周…
年1回、春に発生し羽化直後は吸蜜したり樹幹に止まり樹液を吸う。
1~2週間で姿を消しそのまま夏眠に入り、翌春までほとんど姿を見ることがない。
早春には越冬した成虫が路上や草地で羽を開き日光を浴びる姿が…
羽の長さが1~2cmほどの小さな紅色のシジミチョウで、日本全土に分布し、平地から高山まで普通に見られる種である。
飛び方は敏速であるが長い距離は飛ばず、好んで各種の花に集まる。
オスは占有性が強く、羽…
前翅長14~20mm。翅表は紫色、翅裏は茶褐色で目立たない。食餌植物はブナ科のアラカシ、イチイガシなどで、成虫は日当たりのよい照葉樹林縁に見られ、夕刻樹冠でオスが活発に追尾行動をする。越冬中のものも、…
大型の黒いアゲハチョウで、夏型は日本産蝶類の中では最大級である。
後羽に大きい黄白色の紋があるのですぐに区別ができる。
オス・メスともに花蜜を好みツツジやクサギ、ヒガンバナなどの花に飛来する。
オスの…
羽根の長さが3㎝弱の黄色地に黒・黄色の紋があることからこの名がある。
一般的にオスは黄色、メスは白地である。
北海道から八重山諸島まで全土に広がり、平地の草原から高山の草原まで垂直分布も広い。河川の堤…
前翅長10~13mm。最も小型のシジミチョウ。各種の花で吸蜜し、食餌植物はカタバミ科のカタバミ。宇久井ビジターセンター周辺で、最も普通に見られる。あまり高くは飛ばず、人のひざより低いところを活発に飛び…
モンシロチョウと共に最もよく人に知られた蝶で、日本全土に分布する。
黒と黄色の縞模様をもつ本種は、日のあたる低木の繁みの周辺を飛ぶのを好み、明るい生垣や木立ちに沿って一定のコース(蝶道)を飛ぶ習性があ…
半透明の浅黄色の斑紋をもつやや大型の美しい蝶で、ヒヨドリバナやアザミの花に集まり吸密する。
優雅にひらひらと舞うように飛翔するが、驚くと空高く舞い上がる。気流に乗って長距離移動し渡りをする蝶としてよく…
南方系の蝶であるが、紀伊半島では山間渓流に普通に見られる。
白地に縦に走る黒い線と横に伸びる羽の脈が交差し、石垣のような模様になることから名付けられた。
2~3度羽ばたいてはスーっと滑空する白い蝶の姿…