爬虫類
体はやや細長く、水色の基色に黒い環帯が50~60本ほどある。尾の先端は黒い。成長すると全長120 cm、体重300 gに達する。外見は近縁種のエラブウミヘビによく似るが、本種では頭部先端の吻端板が上下…
体はやや太く、青みのある褐色の基色に暗褐色の環帯があるが、腹側では狭く不明瞭になる傾向がある。成長すると150 cm、1800 gに達する。外見は近縁種のヒロオウミヘビに似るが、頭部の先端にある吻端板…
大型多毛類
15対の鱗を持つ。鱗表面から後縁にかけて、ボーリングのピン型のコブ状の突起があります。背面は目立った色彩斑紋はありません。淡水の影響のある所でも見つかります。…
12対の鱗は比較的小さく、そのため背中が露出して見える。第2番目の鱗のまん中より前方は白っぽく、ここで色彩が染め分けられる。色彩には変異があり、写真のような焦げ茶色のものや、明るい赤茶色のものなどがあ…
15対の鱗を持つ。前方で色彩が変わる所はソメワケウロコムシに似るが、鱗の数、鱗が背面を覆い尽くす点で、簡単に区別が付く。また本種は鱗が非常にはがれやすく、丁寧に扱っても容易に多くの鱗がはがれてしまう。…
ヒトデ類やクモヒトデ類に共生する小型の種で、多くの鱗を持ちます。鱗の色は共生するホストによって多少変異して、写真のような濃いアズキ色が普通ですが、アオヒトデなどに共生するものでは色が薄くなって、明るい…
各種のウミシダ類に共生する種です。体は太短く、15対の鱗によって全部覆われます。色彩変異が著しく、共生しているウミシダに似た色彩をしています。…
体は長く、多くの鱗を持ちます。各鱗の内縁には黄色の縦紋があり、それが前後左右の鱗の黄色紋と連なって、白い虫体の背面に1本の黄色の縦筋となります。砂地にすむトゲモミジガイやヤツデスナヒトデに共生します。…
ノラリウロコムシ科はウロコムシ科と同じく背面に鱗を持ちます。ウロコムシ科の剛毛は全て関節のない単剛毛と呼ばれる部類の剛毛ですが、ノラリウロコムシ科の種はその他に、複剛毛と呼ばれる関節を持った剛毛を沢山…
タンザクゴカイ科は背面が黄金色をした小鱗状の剛毛で覆われるのが特長です。多くの種は体が短くて小さいのですが、その中にあってナガタンザクゴカイのみは、かなり長い体をしていて、野外でもよく目に付きます。こ…
ウミケムシ属の特長は、背中の紫紋の両側に並ぶエラが羽状に枝分かれしている点です。ウミケムシは比較的太短い体と、背中のまん中に並ぶ濃い紫色の斑点の列が特長です。随分大型になり、体長15 cmを越えるもの…
ハナオレウミケムシ属の特長は、エラがブッシュ状で、頭の後方にある肉冠の背面が台状に平らになることです。串本近海では大型になるのは本種1種のみです。ハナオレウミケムシはかなり細長い体つきで、全体に肌色ピ…
この種が属するセナジリウミケムシ属はブッシュ状のエラと、頭の後方にある肉冠が上・左右と3列に開くこと、それに肛門が体後部の背面に開くことが特長です。カノコウミケムシは太短いからだ、背面の鹿子模様(写真…
タテジマウミケムシ属はブッシュ状のエラと、羽状分岐したハート形の肉冠が特長であり、大型になる種は本種のみです。体は細長い。背面には細かなタテジマがあり、他種とすぐに区別できます。大きなものでは体長30…
ナナテイソメ科はイソメ科に似ますが、触手の根元が首曲がりストロー風に多輪状になるのが特長です。イソメ科の種と同様に、頭に5本の触手がありますが、それ以外に頭端に2本の短い触手があり、合計7本の触手があ…
イソメ科は口部に大きな顎を持つのが特長です。ナナテイソメ科の種に似ますが、触手は首曲がりストロー風の基部を持ちません。イソメ科の諸種はいろいろな環境に進出しています。その中で、イソメ属は5本の触手と、…
イソメ科の中で、触手が3本あるのがシボリイソメ属の特徴で、串本付近ではこの属には本種1種のみが普通です。体前部の背面は赤茶色で、無色の小さな円紋が無数に散らされていて、その模様からシボリイソメと呼ばれ…
セグロイソメ科は頭部に目立つ触手がなく、疣足に常に翼状の突起を持った剛毛を持つのが特長です。外見上よく似たギボシイソメ科とは基本的には口部の顎の構造によって区別されますが、便宜的にはギボシイソメ科の種…
ビクイソメ科は触手のない頭部を持ち、ギボシイソメ科やセグロイソメ科に似ますが、これらの区別は基本的には口部内部の顎の構造によっています。しかし外見上ビクイソメ科は他2科とは、各体節の疣足のすぐ上に短く…
コイソメ科の種は科名の通り、小型から超小型の種を含みますが、例外的に大型種が、数種含まれます。コイソメ科の特長は顎が非常に小さな多くの顎片でできていることです。オオアカスジイソメの特長は上に書いたよう…
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