- 学名
- Pinguiphaedusa pinguis pinguis (A.ADAMS)
- 科名
- キセルガイ科
殻高14~15mm。
別亜種のツムガタギセルに比べ、小型で中央がよくふくれる。倒木や朽木などに見られることが多いが、木の幹にあがることも多い。
キセルガイという名は昔タバコを吸うのに使っていたキセルに…
殻高14~15mm。
別亜種のツムガタギセルに比べ、小型で中央がよくふくれる。倒木や朽木などに見られることが多いが、木の幹にあがることも多い。
キセルガイという名は昔タバコを吸うのに使っていたキセルに…
殻高23~31mm。
別亜種のハゲギセル(殻高38~40mm)に比べうんと小型。
落ち葉が堆積した処にすみ、群生することがある。
熊野では、神社やお寺の森に多い。…
殻高17~21mm、殻径40mm。
中型のカタツムリで、殻には2本の黒褐色の色帯を持つものが多いが、殻の色、色帯ともに変化が多く、暗褐色のものまである。
熊野で最も普通のカタツムリで、海岸線から山間部…
殻高9mm、殻径11.5mm。
円錐形で、青白~淡黄色で、殻に褐色の色帯があらわれる。
樹葉上で生活し、宇久井半島で普通に見られるが、紀伊半島南部のみに分布する貴重な種でもある。
模式産地は串本町田子…
殻径18mm。
殻は扁平で平低。青白い褐色で表面にやや粗い殻毛が規則的に生えている。
森林下の朽木の下や岩陰に生息しているが、個体数は多くない。
和歌山県レッドデーターブックで絶滅危惧Ⅱ類に選定されて…
外洋に面した岩礁の潮間帯にごくふつうに見られる貝。殻は殻高2.5cm、殻径3cmの半球形で厚くて堅い。螺頭(殻の先端)はうずまっていて見えない。殻の表面には細い溝が数本あり、白地に黒のむら雲模様になる…
潮間帯上部、高潮線あたりに付着している。殻は球形で殻高1.1cm、殻径0.9cm、タマキビガイに似るが、殻表面に多くの顆粒状螺肋があるので区別できる。殻口軸唇が紫色を帯びるのも特徴である。夏の炎天下で…
潮間帯にもっとも普通に見られる貝で、干潮時には岩棚の下や転石の下に入り込む。殻は丸みがあって堅く、殻高2.5cm、殻径2.2cm。螺肋は平らで低く、それが縦の溝で仕切られて石畳状になる。この石畳が全体…
潮間帯下部の岩礁にすむ。殻は円錐形で殻高3.5cm、殻径3.2cmで非常に堅い。殻表には斜行する顆粒列があり周縁には短いトゲが1列に並ぶ。また、殻表は石灰藻でおおわれていることが多い。底面は平らで鱗状…
潮間帯の岩や石の上に固着している貝。巻き方は不規則であるが、殻口部は少しもち上がっている。左巻きのように見えるが、上面が固定されているためで、ふつうの貝と同じ右巻きの貝である。動くことができないので、…
潮間帯の岩礁にしっかり固着している比較的背の高いカサガイで、殻は高円錐形状笠型で縦3.5cm、横3cm、高さ2cm。殻の表面に多数の放射状の盛り上がった筋があり、ところどころで途切れて小さな粒状になる…
大型のカサガイで、殻は円錐形状笠型で縦7cm、横6cm、高さ2cmに達する。内湾から外洋までの潮間帯中部から上部に生息し、生息数も多い。潮が引くと岩礁の隙間にしっかり固着し、容易にはがれない。殻の模様…
河口や内湾、干潟に生息し、潮が引いた砂浜で見られる小さなカニの仲間です。
砂浜に直径1㎝ほどの巣穴を掘り、巣穴の周辺に数㎜の砂団子をばらまきます。砂団子はこのカニの食事の跡で、砂の中の有機物を砂ごと鋏…
海岸や川辺など水に近い陸上で生息するカニの仲間です。
成体は甲長25㎜、甲幅35㎜ほどになります。体色は変異があり赤・黄・緑色などをしていますが、大きな雄の鉗脚は和名の通り赤く、鋏の先は白くなっていま…
外洋に面した岩礁海岸のタイドプールに生息するスジエビの仲間で、日本の磯で最も普通に見られるエビの一つです。
透明な体に明瞭な黒い横縞が多数あります。同じようにタイドプールに生息するスジエビモドキとは、…
比較的波の静かな岩礁海岸のタイドプールに生息するスジエビの仲間です。
透明な体に不明瞭な黒い横縞があります。同じようにタイドプールに生息するイソスジエビとは、黒い横縞の数が少なく、やや不明瞭なこと、額…
体長30mm程度。赤い縞模様が特徴で、浅海域に生息する。
イソスジエビなどより若干沖合で見られ、岩の隙間に群れている。…
体長 オス4~5mm、メス8~12mm。黄色い腹部に3本の黒い帯があるコガネグモの小型種。コガネグモよりうんと小型で、3本帯の太さや斑紋が異なる。コガネグモは熊野ではジョロウグモと呼ばれ(本当のジョロ…