クシハダミドリイシ

クシハダミドリイシの写真

平たくテーブル状に生育し、大きなものは2mを越すものもあります。潮通しのよい浅い
岩礁に生育し、重なり合って大きな群落を作ります。成長は意外と早く、一年に10~20
cmも伸びます。成長は水温の高い時だけで、水温が20°C以下になると止まってしまい
ます。串本海域公園2号地前の海底にはこのサンゴの大群集があり、海中観光船で見る
ことができます。一見するとサンゴ礁のように見えますが、このサンゴの下は普通の岩
で、サンゴが積み重なってできたサンゴ礁ではありません。「造礁サンゴはたくさんある
けれど、サンゴ礁がない」というのが九州から房総半島までの太平洋沿岸の大きな特徴
の一つです。

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