この派手な色彩と、変わった形をしたエビはフリ
ソデエビです。大きな左右のハサミ脚が着物の振
り袖のようなのでこの名があるのでしょう。英語で
はハーレクイーン・シュリンプ(道化師のエビ)と呼
ばれています。とことがこのエビの好物はヒトデな
のです。ヒトデにとりつくと、これを仰向けにひっくり
返し、脚の中央を縦に走る溝に沿って柔らかい部
分を食い進み、ついにはヒトデを皮だけ残して全て
食べてしまいます。自分の体の10倍以上の大きさのあるオニヒトデでもとりついて食べてしまいます。フリソデエ
ビは名前や姿に似合わず、どう猛な小エビなのです。フリソデエビは種々のヒトデに付いているところが観察され
ますが、両者の関係は明らかに捕食です。