【イベント報告】孔島・鈴島自然観察会

【イベント報告】孔島・鈴島自然観察会

先日、新宮市三輪崎の孔島・鈴島で自然観察会を開催しました。

天気も良く冷たい風も吹かず、最高の観察会日和でした。

南紀熊野ジオパークセンターの福村成哉氏が地層地質について、三輪崎の住民で語り部の松嶋勝美氏が古式捕鯨や孔島・鈴島の昔の様子について、ビジターセンター職員が植物について紹介しました。

ジオ、植物、郷土史と、様々な角度から孔島・鈴島を堪能した1日でした。

 

岩にボコボコ穴が開いている原因は塩類風化(古座川の虫喰岩なども)、波の浸食作用によってできたノッチ(熊野市の鬼ヶ城なども)、ノジュール(岩の中で周りよりも硬くなり丸くなっている部分)、ヤッコカンザシの抜け殻跡などの説明がありました。

 

ハマナツメやハマボウ、ノアサガオやアゼトウナなど海浜植物の紹介。

 

昔の三輪崎海岸は夏になると4000人もの海水浴客で賑わったこと、鈴島には釣り堀があったこと、

現在踊られている三輪崎の「鯨踊り」は水野の殿様の支配下だった時に踊られていた「殿中踊り」が元になっていること、

明治5年に捕鯨機材を太地に売ったことなど、写真つきで説明がありました。

 

2021年11月29日(月)

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