今年もこの季節になりました。
オオキンカメムシが越冬の為、宇久井半島にやってきました。
これから約半年間、あちらこちらで私たちの目を楽しませてくれると思います。
あちこちでセミの賑やかな鳴き声が聴こえています。
と同時にぬけがらもあちこちで見かけます。
「夏だな~」と思う瞬間です。
ニイニイゼミのぬけがらは、丸っこくて泥をかぶっているのが特徴です。
クヌギの葉にキレイな赤い球を見つけました。
クヌギハマルタマフシです。
クヌギハマルタマバチ(ハチ目タマバチ科)が産卵すると、何らかの刺激により葉の組織が反応して球状の虫こぶになります。
この虫こぶに1幼虫がみられます。
何らかの刺激の実体は現在でも詳しくは分かっていません。
産卵に伴う分泌物の場合や、幼虫の摂食に伴う場合などが
ふと見るとキラキラと光るものが!
トベラの葉の上でアオマダラタマムシが休憩していました。
青緑色で金属光沢があり、上翅全体に黄白色の小紋が並びます。
ヤツデの木にタテジマカミキリを発見。
カクレミノやヤツデなどに集まり、夜、若枝の樹皮や葉を食べます。
成虫は枝に浅い溝を掘って体を入れ、頭を下にしてしがみつき越冬することで知られています。
ナンキウラナミアカシジミがヤブツバキの上で休憩していました。
ウラナミアカシジミの亜種で、紀伊半島南部にのみ生息分布しています。
ウラナミアカシジミの幼虫が主にクヌギやコナラの葉を食べるのに対し、ナンキウラナミアカシジミの幼虫はウバメガシの葉を食べます。
オオキンカメムシの様子を見に駒ヶ崎灯台へ。
黒い模様も個体によって違うのよね~と観察していたら、
綺麗なハート柄のオオキンカメムシを発見!
でも、よくよく見ると「にま~」と笑っている顔に見えなくもない・・・
(むしろそちらの方に目がいくかな)