オニダルマオコゼ

オコゼの仲間は背ビレのトゲに強い毒を持っている種が多く知られています。この仲間は一見藻の生えた岩にしか見えず、うっかり触ったり踏んだりして、刺されることがあります。オニダルマオコゼは熱帯性で最大体長40 cmほどと体が大きく、毒の量も多いために刺された場合に重傷になる可能性が高いと言えます。また、砂に潜っていることも多いので、海水浴など海で泳ぐときも裸足にならない方が良いでしょう。刺されると激しく痛み、傷口と周辺が腫れてきます。酷いときは吐き気や関節痛を生じることもあり、沖縄では死亡例もあります。なお、砂地に生息するオコゼの仲間のオニオコゼは身の危険が迫ると、毒のある背ビレのトゲを立てて威嚇してきます。

刺された場合の処置

痛みは45°C以上のお湯に浸けることで、毒を不活性化させると少し和らぎます。オニダルマオコゼの毒は強力なので、安静にして病院に行きましょう。

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写真1. オニダルマオコゼ

写真2. オニオコゼ

写真3. 砂に潜ったオニオコゼ

写真4. ニライカサゴ

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