エイの仲間には尾棘(びきょく)と呼ばれる毒トゲを持つグループがあります。代表的なものがアカエイ類で、尾の中央付近の背側に1~数本の棘が後ろ向きに生えています。この毒トゲには側面に鋸の歯のように多数の鋭いトゲがあり、尾を振り回すことで切り裂くナイフのような働きがあります。この仲間のエイ達は浅い砂地に潜っていることも多く、知らずに踏みつけると大けがをすることがあります。
上に書いたように切り裂かれて、大けがをすることがあり、激しく痛むとともに全身が痙攣することもあります。酷いときは嘔吐や発熱、悪寒など、そして筋肉麻痺などで死に至る場合もあるので、傷口を絞って毒を出して病院に行きましょう。