直径1cmほどの円筒形の骨格が束ねられ、全体として半球状の群体に生育します。
群体は大きなものでも直径30cmほどで、色は黄緑色や褐色、灰褐色のものが見られ
ます。大きな群体になったり、密集して育成することもなく、あまり目立ちませんが、串
本町の沿岸ではどこにでも見ることができます。逆にサンゴの本場、八重山群島では
この種はめったに見られず、別種のネジレタバネサンゴがよく見られます。他の造礁サ
ンゴと同様、このサンゴも日中はポリプを骨格の中に引っ込めていますが、夜になると
イソギンチャクのような触手をのばし、プランクトンなどを捕食しています。