薄い板状の群体が岩を覆うようにして育成します。生きている時の色は緑色や
茶色、オレンジ色などさまざまです。ポリプのあるところだけ色が変わっているもの
が多く、水玉の面白い模様が見られます。沖縄など熱帯の海域より北限のサンゴ
生息域に多く見られ、東京湾でも生息しています。串本海中公園前の海底では水
深10~20mの岩礁に密集しているのが見られ、串本のサンゴ群集の重要な構
成種になっています。しかし、深いところに生育しているので目立たず形も地味な
ため、テーブル形のクシハダミドリイシのようにテレビや雑誌等で紹介されることは
まれです。