イソギンチャクの仲間

国内では沖縄に生息するウンバチイソギンチャクが世界一危険なイソギンチャクとして知られています(ウンバチは「海蜂」の意味)。串本沿岸でウンバチイソギンチャクの生息は確認されていませんが、強い毒をもつイソギンチャク類が数種類見られます。ウデナガウンバチはその名前の通り、ウンバチイソギンチャクのように強い毒を持っています。砂地に生息するスナイソギンチャクは美しい体色をしているものが多く、触手の毒に注意が必要です。ソメンヤドカリと共生することで知られるベニヒモイソギンチャクも意外に強い刺胞毒を持っています。この種は潮間帯にも生息するので磯遊びの際も注意が必要です。イソギンチャクのもつ毒は、クラゲの仲間と同様に刺胞毒で、触手に触れることで刺胞から毒針が発射されます。

刺された場合の処置

刺された部位を45°C以上のお湯(我慢できる範囲)に30分以上浸けて痛みが退くのを待ちます。ショック症状が見られるとき、痛みや腫れが退かないときは病院などに行きましょう。

写真


写真1. ウデナガウンバチ

写真2. スナイソギンチャク

写真3. ベニヒモイソギンチャク

写真4. イボハタゴイソギンチャク

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