暖かくなって、落葉していた木々も新芽を出すなど動き出してきました。
早春のこの時期、宇久井半島は独特な香りに包まれています。
香りの正体は、ヒサカキ(モッコク科)の花です。
生育環境をあまり選ばない常緑小高木で、この辺りでは「ビシャコ」と言い、お墓や仏壇に供えるサカキの代用として栽培もされています。
香りは都市ガスや漬物、肥料など、あまり良い香りには例えられませんが、春の到来を教えてくれる香りの一つです。
地面を覆うように生えるツルコウジとヤブコウジ、小さな赤い実をつけています。
宇久井半島ではツルコウジが多く見られます。
このように並べて比較すると何となく見分けがつくのですが、単体で目の前に現れたらちょっと自信がない・・・
植物に限らず、その物がもつ「これだ!」という特徴(ツルコウジの場合は全体に毛&茎が地面を這うなど)を覚えると、種類を見分ける近道になり