
日に日に暖かくなり、足元を気にして歩いていると、たくさんの野草の花々に気が付きます。
園地でたくさん見かけるムラサキサギゴケ(紫鷺苔)。
少ないですが白い花を咲かせるサギゴケ(鷺苔)もあります。
ムラサキサギゴケが母種だそうです。

今日は日差しもあり暖かいですね。
日当たりのよい道端に咲いていたタチツボスミレ。
ハート形の葉と、すっと立ち上がる姿が特徴的な、
日本でもっとも身近に見られるスミレです。
春が少しずつ近づいてきました(*^_^*)

園地を歩いていて、ふと良い香りがして目を留めるとスイセンが咲いていました。
地中海沿岸地域が主な原産地で、別名「雪中花」とも呼びます。
暖かい沿岸近くで野生化して群生しています。

宇久井の海岸で黄色の糸のようなものをたくさん見る事ができます。
ヒルガオ科のアメリカネナシカズラで生きている植物です。
つる性で葉緑素をもたない寄生植物で、他の植物に覆いかぶさり、吸盤で宿主植物の茎にからみつき、水や栄養を得ます。
さまざまな植物に寄生し生育を阻害する為、要注意外来生物に指定されています。

シソ科アキノタムラソウです。
秋の名が付けられていますが、夏から咲き始めます。
夏真っ盛りですが、秋の草花を見つけると、ほんの少しだけ秋が近づいたような感じになり、ほんの少しだけ涼しい気分になります。

ユリ科ハマカンゾウが地玉の浜で咲いています。
海岸の砂浜などに生える常緑性(葉が冬枯れしない)の多年草で、花は一日で萎んでしまいます。

ショウガ科アオノクマタケランが綺麗な花を咲かせています。
湿った林下に生える常緑多年草で、和歌山県の絶滅危惧Ⅱ種に指定されています。

シタキソウが咲いていました。
日本特産の常緑つる性多年草で、海岸沿いの林下に生え、芳香のある美しい花を咲かせます。